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藤前干潟のプラスチックごみ、マイクロプラスチック調査の結果のミニ勉強会

 

昨夕は実行委員会の定例ミーティングをイーブルなごやで行いました。

 

定例ミーティングでは、実行委員会メンバーがおおよそ毎月1回集まって、藤前干潟クリーン大作戦開催のための話し合いなどをしています。

 

昨日の定例ミーティングでは、5月28日(土)に開催を予定している藤前干潟クリーン大作戦の開催に向けた具体的な話し合いを行った他、

 

名古屋市環境局が昨年秋に実施したプラスチックごみおよびマイクロプラスチック調査の結果を聞く、ミニ勉強会を行いました。

 

 

 

名古屋市環境局ごみ減量室の川浦さん、そして名古屋市環境科学調査センターの平生さんにわざわざ来ていただいて、

 

調査結果について報告していただきました。

実は、この調査報告は1月23日に開催を予定していた「第10回ごみと水を考える集い」で講演いただく予定でしたが、コロナ感染拡大のため中止となってしまい、

 

今回、実行委員会のミーティングという小さな場でしたが、実行委員会メンバーがプラスチックごみおよびマイクロプラスチックについての現状の理解を深めるための

 

ミニ勉強会として実施させていただきました。

 

 

ちなみに11月に実施されたマイクロプラスチック調査には、実行委員会メンバーも参加しました。

 

とにかく細かい作業で大変な調査だったのを、お話を聞きながら思い出しました。→その時の様子はこちら(2022年11月16日の名古屋市野鳥観察館のブログ)

 

 

プラスチックごみ調査結果報告からは、ペットボトルごみが予想以上に多いことに驚きました。

 

(なお、マイクロプラスチックの成分分析から、ペットボトルがマイクロプラスチック化したものはほぼみつかっていないそうで、

 

 ペットボトルが粉々になるのはまだまだ先のことのようです。)

 

また、マイクロプラスチックの調査では、調査している最中から実感していましたが、

 

徐放性肥料(プラスチックでコーティングされた肥料)のプラスチック殻が圧倒的に多かったです

 

(15cm×15cm×1cmの漂着物中から、平均で1,148個もみつかったそうです)。

 

 

ペットボトルも徐放性肥料もとても便利なものですが、作る・使う・捨てる責任はもっと考えていく必要がありそうです。

 

なお、徐放性肥料については、農業の3つの関連団体から2030年までに使用をやめるという方針が発表されています。

 

 

この両調査の結果は、名古屋市のHPで公表されていますので、興味のある方はご覧ください。→藤前干潟におけるプラスチックごみ及びマイクロプラスチック調査の結果(名古屋市HP)

 

 

また、名古屋市では、今後、プラスチック対策の指針策定や、プラスチック資源循環の取組みをしていくそうです。